アート山荘の1日と週末田舎暮らし

特に私の別荘に名前をつけているわけではないが、私の別サイトでのハンドルネームがアートなので「アート山荘」と呼ばせていただく。 私の山荘での過ごし方や、別荘生活で思ったことなどをエッセイ風にまとめてみた。サイトの本文と語り口、文体が違うのと、 話題があちこちとぶかも知れないが、ご了承いただきたい。 私が山荘でどんなことをしているか、と言ってもたいしたことをしているわけではない。元来の怠惰な性質ゆえのダラダラ生活である。 でも、そんなダラダラ生活を満喫できるのも別荘ならではのことである。

お客様?

ひさしぶりに一人で出かけてきた。人によっては「一人で行くんですか?」などと問う人もいるが、人間時々は一人になる時間も大切である。 一人のときはたいてい昼間移動する。私が一人で行く時は、なぜか連れ合いが夜行くなと言う。夜一人で車を長時間運転して行くのは心配らしい。 居眠り運転とかとそういうことが心配なのかもしれないが、二人で行く時も助手席のお方はスヤスヤと居眠りをしていることが多いから、 私の居眠り運転監視役としては失格である。



来る途中、下のスーパーで食料などの調達はしてきたので、明日はどこへも行かないでのんびりできるなどと考えながら、山荘に着いたのは4時。 もちろん夕方の4時である。5月の連休も終わって新緑も一番美しい季節だが、そろそろお客さんがたくさん来る季節だ。 「お客さん」?と言っても、人間のお客さんではない。「虫」である。特に最近多いのが「アリ」漢字で書くと「蟻」「義」のある虫らしい。



我が家に訪ねてくるお客さんの蟻の種類は「クロオオアリ」という日本全国どこにでもいる大きい種類の蟻だ。「クロオオアリ」さんの他は、カメムシさん、 蛾さん(こちらは夜の訪問者)夜の蝶オネエさま・・・は来ません(笑)テントウムシさん、まれにハサミムシさんも来る。ただ、この八ヶ岳の麓は乾燥しているので、 以外に毒のある虫は少ない。 危険なのはスズメバチくらい。これは巣を作られなければ、まず大丈夫。



以前都会で一戸建ての借家住まいをしていた頃、 布団の上に10p以上もある大ムカデがいたことがあった。妻と一緒に一瞬凍りついたが、一撃必殺!新聞紙を何重かにして捕獲。 握った新聞紙の隙間からはみ出た大ムカデは、体を激しく動かして脱出を試みようとしていたので、0コンマ何秒の速さで新聞紙を丸め渾身の力を 込めてねじり上げた。そのままスーパーのポリ袋に封じ込め一件落着。ふぅ〜・・・。

ああいうのをやっつける場合、 チャンスは1回しかない。最初の攻撃で失敗したら必ず逃げられる。あの時逃げられていたらその日は寝られなかったと思う。都会にも出没する大ムカデ。 なぜかああいうやっかいなお客さんは山荘には来ない。乾燥しているからかもしれない。蚊も山荘を建てたばかりの頃はほとんどいなかったが、 最近少し出てくるようになった。だいぶ家が建って人が増えたからだと思う。



自然豊かな田舎の別荘では、このお客さん達と同居する覚悟じゃないと「あこがれの別荘生活」はできない。 もっとも我が家が虫のお客さんが多いのも、わざとではないと思うが、自然換気ができるように機密性をアバウトに作ってくれた腕の良い? 大工さんのおかげかもしれない。機密性のよいプレハブ系の建物なら虫のお客さんも少ないかもしれないが、隣家のログハウスの人も、 私の知り合いの小淵沢のドームハウスの住人も、虫はかなり侵入してくると言っているので、私の家だけが特にお客さんが多いというわけではないらしい。 「虫」を見ただけで「キャー」という人は別荘生活などできないと言ってもいいかもしれない。

小淵沢の友人など、女性なのに最近では虫に親近感を持つようになったらしく、少し前に会ったときに言っていたが、最近では「月間【虫】」などという、 マニアックな雑誌を見てほくそえんでいるとか。このくらいじゃないと、田舎暮らしはできません。と、ちょっと脅かしてみたが、あながち大げさではない。


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