田舎の不動産を探す
私が時々でもよいから田舎に住んでみたいと思ったのは、ちょうど西暦2,000年の頃でした。 その頃から私の田舎探しが始まるのですがさて、いざ場所探しとなると大変でした。自宅からあまりに遠くては行くだけでも大変です。 田舎不動産の載っている雑誌や、リゾート物件の載っている雑誌をたくさん物色しました。
でも・・・出たのはため息ばかりです。 なぜって、近くてロケーションの良さそうなところは、 土地だけでも相当な値段です。とてもじゃ ありませんが買えそうにありません。 過疎の村の貸家物件なども考えて見ました。畑付き古家付きで、 1ヶ月の家賃が2万円なんていう驚きの物件もありますが、 これは遠すぎるのと、ちょっと私の考えている ライフスタイルにはそぐわないものなのでパスです。
毎週のように物件を見に行きました。
伊東

海一望で素晴らしい景観。
みかんの木もある傾斜地に建っている中古の平屋建がありました。 土地の広さは約100坪。 ここは素晴らしい景色で、私はかなり乗り気に なりましたが、妻がやはり海の近くより山が良いというので断念。 値段は1400万円。予算も若干オーバーでした。 他にも伊豆の物件は5件ほど見ましたが、わかったこと。 海の近くは潮風、湿度が高く、使われていない家などかなりカビの臭いが したり、時々利用するにはあまり良い条件ではないことがわかりました。
山梨・・・小淵沢

今ではかなりの人気のある場所です。友人が住んでいるし、確かに場所もなかなか良い所ですが、 予算に合う物件があまりありませんでした。 1件、雑木林の綺麗な物件を紹介してもらいましたが、家が細い丸太を 組んだ建物で、隙間だらけで、ゴミや虫の死骸、風で運ばれてきた土がいっぱいでした。 これではあまり快適に住める状況ではありません。夏ならなんとか住めるかもしれませんが、 冬も利用するつもりでいた私にはとても購入する気はおきませんでした。
見つけた土地
他にも、那須や清里(有名なリゾート地ですが、冬は強烈に寒いそうです。) 山梨では長坂、大泉など、随分見て回りましたが、予算が足りません。 やはり田舎にもう1件家を持つなんて無理なのかなと、あきらめかけていた時 キットハウスカタログというセルフビルドのための雑誌に、 格安で注文建築をする工務店が広告を出していました。 そこに「土地をお探しの方は安い借地をご紹介します」との見出しがあったのです。 誇大広告の可能性も考えられましたが、行動をしなければ、物事は前には 進みません。さっそく電話をしてみました。 電話に出た工務店の社長は、「ウソではありません、現地を案内させます」 と言うので、騙されたと思って見に行くことに決めて、 さっそく翌週にはその会社の人に案内をしてもらいました。
それが今の山荘のある土地なのですが、格安の地代で地元の森林組合から 借りられるとのこと。森林組合の管理人さんにも他にも何箇所か見せてもらいましたが、 雑木林が綺麗で、若干谷間という点を除けば、陽当たりもまあまあ、なんと言っても借地料が 安いのでそこに決めました。蓼科あたりでも借地権付の土地や中古別荘がありますが、おしなべて 借地権の値段だけでも300万〜500万円はします。これでは建築費用に まわせるお金が不足してしまいます。借りることを決めた土地は約180坪。 都会の土地からしたら随分な広さですが、ほとんどが傾斜地です。 さっそく賃貸借契約を締結しました。ここから 私の週末田舎暮らしがスタートとなったのです。

土地は数年後に隣の区画も借りることができて、現在は約420坪の広さになりました。 隣の区画は美しい雑木林で当初ここに土地の賃借人が建築予定だったのですが、 何か事情があったらしく、賃貸借契約を解約したことを聞いたので、 隣の敷地も借りたいと森林組合に申し出たところ、OKしてくれたので隣地も 私が借りることができました。地代の支払い額がだいぶ増えましたが、 これで隣地には家が建つことはないので、美しい雑木林が伐採されることはなくなりました。